安倍首相辞任
〜参議院選挙から45日、ようやく届いた民意〜
所信表明演説後の国会における与野党の論戦に市民の視線が集まるなか、突然安倍首相の辞任報道が流れました。誰もが耳を疑うほど唐突な出来事でした。
参議院選挙の開票日、惨敗がわかっていたにもかかわらず続投を表明した首相の「鈍感力」に失望した市民は多かったはずです。しかし、ようやく45日遅れで、民意が、内閣改造後の代表質問直前という前代未聞の首相辞任にまでに追い込んだ結果となりました。
さすがに首相の「鈍感力」をもっても民意は重く、政局を乗り切る求心力を徹底的に欠いて失速し、一国の首相としては異例な辞任劇が世界中を駆けめぐりました。
安倍首相が、最後まで、市民の格差や生活に対する切実な不安や怒りに思いを馳せず、辞任理由にテロ対策のための給油支援の継続が困難になったことを掲げたことは、日本の首相として軸足がどこにあったのかがわからないことを印象づける結果となり残念です。
突然の首相辞任については、自民党内でも批判の声が出ていますが、安倍首相の続投を許した自民党の責任は大きいと考えます。首相が誰になろうと、衆議院についても民意を問う総選挙を早期に行なうべきです。

