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参議院選挙を終えて

ネットワーク横浜 代表 杉山典子

参議院選挙は、予想を超える自民党の大敗に終わった。安倍首相は、「国民は改革に反対したのではないから責任を持って改革を続行する。」としているが、有権者の審判を無視した分析といわざるを得ない。政策への評価が高ければ、今回の選挙結果は考えられない。市民の「痛み」へ配慮を欠く改革に見直しが迫られたと受け止めるべきである。

小泉改革が実行されるに従い、1.税制改革、社会保障制度の後退による負担増 2.非正規雇用の増加と低賃金 3.地域間格差の問題 が明らかになってきた。安倍首相に対しては、この格差の是正に取り組むという期待感があった。ところが、市民の切羽詰った声や老後の不安感を省みず、安倍内閣は教育基本法改正や憲法改正に向けた国民投票法案に、強行採決を行ない突き進んだ。そのため、「戦後レジームの脱却」を掲げて自らの「主義主張」実現に走り、市民生活を忘れた安倍首相への不支持が広がりはじめた。
そんな中で発覚した 4.年金の支給漏れ、消えたデータ  5.相次ぐ閣僚の失言、政治と金にまつわる不祥事 に、ついに自民党への固い支持までが崩壊した。

自民党への批判は、政権交代の受け皿として期待される民主党への投票となった。「美しい国」という有権者の実感とかけはなれたスローガンに対して、「生活が第一」というキャンペーンや一人区へのこだわりなど、小沢代表の戦略は的確だったといえるだろう。
今後の、参議院の議会運営が大きく国政を左右することになった。民主党が真価を問われるのはこれからだ。
ネットワーク横浜推薦候補のなかで、神奈川選挙区で牧山ひろえさんが当選した。年金、地方分権、平和について政治契約を結んでいる。行き過ぎた競争社会ではなく、安心して暮らせる社会を取りもどしたいという有権者の思いが、民主党に60議席をもたらした。私たちは、一人ひとりの生活課題を地域政治に反映させ、そこから国の制度へとつなげる力を大きくするために選挙後の連携をすすめて、市民の主権を拡げる政治を実現したい。