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高齢者福祉政策     2006.12.05

ここが問題!
横浜市民の生活に合わない新介護保険

あってはならない『ケアマネ難民』

イラスト、あってはならないケアマネ難民新介護保険制度では、要支援1・2(図参照)のケアマネジメントは地域包括支援センターが行なうことになりました。しかし、対象者が多いため、すべての人のケアプランを作成することはできません。地域のケアマネジャーに委託しようとしても、「ケアプラン作成の介護報酬引き下げ(要支援1・2は1件8,500円⇒4,000円)」と「扱い件数の制限(50件⇒35件)」によって、ケアプラン作成を引き受けるケアマネジャーがみつからず、「ケアマネ難民」とも言うべき事例が生じています。

本来の仕事ができない地域包括支援センター

地域包括支援センターは介護度の低い人のケアプラン作成に追われ、高齢者の総合相談窓口として介護予防のケアマネジメント、地域のサービスをつなぐ役割など、地域福祉のコーディネータである本来の役割を十分に果せていません。

特養に入所できない医療ケアの必要な高齢者!

横浜では福祉事業に携わる人手の不足が深刻です。そのため食事に介助が必要な人や、酸素吸入など医療ケアの必要な人がなかなか入居できないのが現状です。
*横浜市の特別養護老人ホームの待機者5800人

横浜市の独自サービスがやりにくい

介護予防事業や予算が、国によってガチガチに定められているために、独居の高齢者が多い横浜市に必要な食事サービスなどを介護予防事業として行なうことができません。横浜市独自の事業として、厳しい財政状況のなかすすめていかねばなりません。

どうしても出て行くんですか?横浜ではやってられないよ、頑張ろうと思ったのだけれど

利用者の少ない介護予防事業

新制度では、特定高齢者(介護や支援が必要になる可能性が高い人)を対象とした介護予防事業に重点が置かれています(例=転倒骨折予防教室、口腔ケア・栄養改善教室、介護予防体操教室、認知症予防教室等)。しかし、認定の要件が厳しく、せっかく体操教室や講座を開いても人が集まらない状況です。
*横浜市の高齢者(65歳以上)人口60万人、そのうち「特定高齢者」に認定されているのは0.2%にあたるわずか1,263人(06年9月末現在)

福祉の現場から人材が流出

介護報酬が全国ほぼ一律であるため、家賃や人件費の高い横浜市では、福祉事業で働く人が定着せず人材が流失しています。そのためスタッフがよく変わる・人手がない状況が蔓延しています。施設整備もすすまず、小規模多機能、小規模特養など、国が目玉とする地域密着サービスの整備は、横浜ではほとんどすすんでいません。

提案します!
豊かな高齢社会をむかえるために

介護保険を拡充するために 福祉基盤の整備をすすめます

@介護報酬の大都市加算などを充実し、福祉事業の人材を確保します
A福祉事業で働く人の人権に配慮し、労働環境を整備します
B医療ケアの必要な人も在宅で暮らせるように訪問看護サービスを充実します

特別養護老人ホームの入居待機者を減らします

@社会福祉法人・自治体だけでなくNPOなどが運営を担えるようにして、特別養護老人ホームの充実をはかり、待機者をなくします
A特別養護老人ホームの設置基準を見直し、利用者の選択の幅を広げるとともに負担軽減をはかります
B特別養護老人ホームの整備をすすめて医療ケアが必要な人の受け入れができるようにします

横浜から福祉の格差の解消に取り組みます

@高齢者世帯の半数を占める独居や老々介護への見守りや食事・移動サービスなど、横浜の独自サービスを充実します
A自己負担増によりサービスの利用を控える人が出ないよう、福祉の拡充を求めていきます

地域の底力が発揮できるしくみをつくります

@地域の支えあい、結びつきをすすめるための集える場所をつくります
A地域福祉を担う非営利のNPOなど多様な事業者を支え、拡げるための「地域の底ぢから条例(仮称)」をつくります
B豊かな地域福祉を拡げるためにボランティアなど市民が参加するしくみをつくります

イラスト年をとっても安心して暮らしたいね!横浜で